2000年三宅島噴火 ペットの状況(2000.10) 00.11.03 11:49
三宅島噴火で被災したペットの状況について、2000年6月~2001年2月の経緯をまとめた。
月毎の経緯 2000.6|2000.7|2000.8|2000.9|2000.10|2000.11|2000.12~2001.2【10月】
10/4
[島魂掲示板・島民(高校生)]
我家のペットを預かっていただいてありがとうございます。私の12匹のハムスターは、今どこにいるのか、又どうしているのか誰か教えて下さい。
ジャンガリアン10匹とブルーサファイア2匹です。
編集注※これに対して、すぐに東京都獣医師会三宅島被災動物対策本部の連絡先が書き込まれる。
10/6
18:50 気象庁発表
「当面は現在のような多量の火山ガスを放出する活動が続くと考えられる」
10/8
[南多摩獣医師会HP]
猫3匹が世田谷区より稲城市の病院へ移転してきました。
10/12
[ 島魂掲示板・上記高校生]
うれしい知らせです!!! なんと12匹のハムちゃんたちは、江戸川区の動物病院にいることが分かりました! 動物に関するたくさんの情報を送ってくださった皆さん、どうもありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
早くハムちゃんたちに会いたいです!
10/14
[ARCのHP]
神津島常駐のスタッフからの報告
ペットフードは漁船には常に必要最低限積んで置いてもらえるよう毎日補充し、その他乗船する各セクションには毎朝出港する際に渡しています。
しかし、単にばらまくだけではほとんどカラスが食べてしまうらしく、被災動物たちに食べてもらうための対策として、それなりの容器を作り2個設置して貰うようにしました。
水に関しては、漁港2ヶ所に大きめの容器を置き、漁船に積んだポリタンクから補充してもらっています。これもできるだけ増やす予定です。
10/15
[ARCのHP]
三宅島上陸作業班が猫4匹(うち1匹は救出中に死亡)を保護。泥だらけでガリガリに痩せ細っています。
10/18
[ARCのHP]
・三宅島に関する東京都からの回答がきました。
記
1)この状況下で島に渡り被災動物の対応を実施するのは、人の生命を危険にさらすことになるため、島への立ち入りを許可することはできません。
2)上陸可能な場合、給餌等を実施する予定です。保健所の車両2台に餌を積み込み、三池港と錆が浜港に停車させ、その餌を坪田地区の2カ所に置いてくることが出来ました。今後も神津島の現地災害対策本部に餌を送付し、立ち入りの際に餌を置いてきてもらえるように依頼しております。
3)被災動物のためのシェルターの設置、運営については、現在検討中です。
以上
10/19
[ARCのHP]
三宅島上陸班が成猫1匹を救出してくれました。 何かに噛みちぎられたのか両耳欠損。重度の化膿。耳の傷以外は見たところは正常。人にも慣れており食欲あり。
10/21
[ARCのHP]
三宅島上陸班が漁港付近で猫2匹の死亡を確認。
役場付近で首輪をつけた中型犬1匹を目撃したそうです。
10/23
[ARC掲示板・支援者]
三宅島上陸作業班によるとこれまでに犬3匹が目撃されています。
10/25
[ARCのHP]
神津島常駐の現地スタッフからの報告。
三宅島上陸班によると、見かける猫が少なくなったとの話です。
10/28
[南多摩獣医師会HPより]
猫2匹が目黒区の病院より移転してきました。
[島魂掲示板・支援者]
「wan」という犬の専門誌11月号に、三宅島のペットのことが掲載されています。
記事によると、都動物保護相談センター多摩東支所では犬2匹ずつが個室に入れられており、排泄物の清掃などは充分に行われているが、散歩やブラッシングなどのケアは行われていないとのことです。
三宅島のペットは都衛生局と都獣医師会の2本立てで受け入れをしました。
獣医師会が受け入れたペット約250匹については、動物病院124ヶ所に分散して預けられています。こちらは動物病院スタッフによって健康管理はもちろん、散歩やブラッシングなど手厚く世話をされています。
ペットのための募金活動も行われています。それに比べ、都衛生局の扱いは明らかに手薄です。生かしておくだけならそれでもいいでしょう。でも、これでは飼い主さんは安心して預けていられません。
10/30
[島魂掲示板・島民]
全島避難時、飼い犬を獣医師会紹介の動物病院へ預かってもらったが、今は長崎の親類の所へ移し、預かってもらっている。元気で暮らしている。
[三宅島ML・支援者]
雑誌「wan」の記事紹介。
編集注※その後、秋川にペットも避難させたらどうかという話題になり、近隣への配慮や避難児童生徒の安全面 などについて意見が交わされる。
10/31
[三宅島ML]
レスキューナウの東京都動物保護相談センター西部支所取材報告
・体調を崩しているペットはいません。
・個別にケージ内で預かられています。
・散歩と運動は、センター敷地内の日当たりのいい囲いの中で係の方が遊び相手になってあげています。
センター外への散歩は、安全を保障できないことと人手不足により行われていません。
一見大丈夫そうに見えましたが、やはり慣れ親しんだ飼い主のそばの方が安心するはずです。
人間でさえも環境変化に適応しようとしてストレスが発生しているのですから、ペットも然りなのではないでしょうか。
まとめ/宮里かおり ・小林ひろみ
※この記事は、2000~2004年頃の「rescuenow.net」に掲載されたものを再掲載したものであり、筆者の所属や登場する団体名等は、このコラムの執筆当時のものです。
















