2000年三宅島噴火 ペットの状況(2000.12~2001.2) 01.03.03 12:23
三宅島噴火で被災したペットの状況について、最後に2000年12月~2001年2月の経緯をまとめて報告する。
月毎の経緯 2000.6|2000.7|2000.8|2000.9|2000.10|2000.11|2000.12~2001.2【12月】
12/4
[島魂掲示板・支援者]
12/3芝浦小学校で行われたふれあい集会会場で、三宅島警察署の方の手作りによるお知らせが貼ってありました
ワンチャン ニュース:三宅島でポンタ発見署員が保護!!
11/27駐在所員(神着駐在・阿古駐在)が役場近くをさまよっているオス犬を発見しました元気がなく弱っており、抱っこして1時間半、漁船に乗せ神津島の三宅島警察の拠点に保護し、 シャンプーや食事を与え世話をしたところ、元気を少しずつ取り戻しました
その後保健所等の協力により無事「動物保護センター」に移動して元気を取り戻し、飼い主も判って幸せそうです(名前は「ポンタ」君でした)
12/5
[島魂掲示板・支援者]
毎日新聞に「三宅島被災動物飼い主の会」結成の記事が掲載されました以下、記事の概略
三宅島から避難しているペットの飼い主が集まり、三宅島被災動物飼い主の会が結成された高松啓展代表は、「預けている犬に会いに行こうとしても半日がかりで大変行政が補助をするなど、何らかの対策を取るなど働きかけていきたい」と、村や都に対し支援を要望していくとのこと
[島魂掲示板・支援者]
三宅島被災動物飼い主の会代表の高松さんに電話をして次のことを確認しました
・三宅島被災動物飼い主の会は、島内5地区から各1名ずつ飼い主を代表して集まり、今後、村や都に対しペット支援を働きかけていく
・会の事務局は東京都獣医師会のなかに置く
・長期にわたってペットを預けている不便さ、心苦しさを改善していきたい
・具体的な活動はこれから決めていく
・一般の方に支援をお願いするときは、東京都獣医師会を通 じて、また新聞、テレビ等で広報をする
[東京都獣医師会HP]
三宅島被災動物対策協議会開催
議題:シェルターの内容
12/7
[東京都獣医師会HP]
都衛生局、三宅村、愛護団体、獣医師会の会合開催
議題:三宅島被災動物救護対策、 行政・愛護団体・獣医師会の責任および役割、動物の健康のためにしなければならないこと、行政拠出金、シェルターの資金、シェルターの運営、将来の大規模災害への備え
12/12
[東京都獣医師会HP]
第1回三宅島噴火災害動物救援本部会議開催
(社) 東京都獣医師会・(財)日本動物愛護協会・(社)日本動物福祉協会・(社)日本愛玩動物協会・(社)東京都動物保護管理協会の5団体により三宅島噴火災害動物救援本部を結成今後の三宅島被災動物の救援活動は「三宅島噴火災害動物救援本部」が主体となることを確認救援本部長は(社)東京都獣医師会会長の辻弘一、本部事務局は (社)東京都獣医師会内に置くことを決定これを受け東京都は、東京都地域防災計画に基づき、同救援本部が救援活動を行う場として動物救援施設「三宅島噴火災害動物救援センター(シェルター)」の設置を決定
12/14
[島魂掲示板・支援者]
12/13の村議会でペットのことが質疑されました
以下、島魂の傍聴メモより抜粋します
・高松議員 人間だけが注目されるのは当然だが、一緒に避難してきたペットの事を今後どういった対応をしていくかを示して頂きたい
・村長 ペットについては、今現在預けているところに対しての経済的負担がかなりのものになっている ですので、多摩地区に1箇所にまとめるように検討中である
・高松議員 ペットのシェルターについては、そういったものがある場合、住民にしっかり周知していただきたい 現在個人でペットを預けている人については一月に何十万という経費がかかっているので是非お願したい
・木村 ペットの飼い主を集めての説明会等は検討し、決まりましたら早急にお知らせします
12/19
[東京都獣医師会HP]
三宅島被災動物救護対策班長会議開催
12/19現在の都獣医師会収容頭数は、犬52匹・猫103匹・ハムスター11匹・ウサギ3羽の計169匹羽
12/21
[東京都獣医師会HP]
第2回三宅島噴火災害動物救援本部会議開催
議題:三宅島噴火災害動物救援本部要綱、シェルターの構造
12/22
[島魂掲示板・支援者]
島魂トップページの島上陸レポートにもあるように、島では猫たちがたくましく生きているようです大学三宅総合観測班の報告でも、12/18役場には数10匹の猫軍団が集まっていて、観測作業に支障をきたすほどの餌くれ餌くれコールをしたということです
そこで、12/21にはキャットフードをまいて猫軍団を1ヶ所に集めてから観測作業を開始したそうです
編集注※2000/12/年末から2001/1/年始にかけて、南多摩獣医師会および杉並獣医師会の動物病院に避難しているペットの、飼い主の元への引き取り、ボランティアへの委託などの動きが活発に行われた
【2001年1月 】
1/11
[東京都獣医師会HP]
第3回三宅島噴火災害動物救援本部会議開催
議題・シェルターの設営ならびに運営、一時里親と里親募集
1/14
[ARCのHP]
1/10東海汽船で神津島入り
対策本部にて聞いた話では、現在島に残っている猫は約40~50匹極度に痩せてはいないが、目鼻の炎症を起こしている猫が多いとのこと
猫以外にも豚、ニワトリが数匹放浪しているらしい
1/16
[大学三宅総合観測班のHP]
村役場付近では車の音を聞きつけた猫の集団が車を取り囲む車の下にも入り込むので徐行せざるを得ない餌を準備してあげないと轢いてしまいそう
1/18
[大学三宅総合観測班のHP]
村役場前12月に猫軍団に取り囲まれて観測をさせてもらえなかった教訓を踏まえ、一旦役場の裏側へ車で入り、餌を与えて引き付けたあと観測作業
【2月】
2/9
[東京都獣医師会HP]
2/9現在、東京都獣医師会内の三宅島被災動物救護対策本部に寄せられた三宅島動物救護救援金の募金入金状況は、¥19,319,021
2/13
[東京都獣医師会HP]
東京都・三宅村・救援本部の3者が「三宅島噴火災害動物救援センターの運営に関する協定」を締結調印
2/13現在の会員病院収容頭数は115動物病院で犬48匹、猫101匹、ウサギ3羽、ハムスター11匹の計163匹羽
[東京都災害対策本部]
シェルター設置決定について東京都災害対策本部より公式文書発表
・災害情報第256報
三宅島島外避難に伴う動物救援施設の設置について
1.名称 三宅島噴火災害動物救援センター
2.場所 日野市石田236(東京都動物保護相談センター多摩東支所に隣接する下水道局流域下水道本部浅川処理場内用地)
3.期間 平成13年3月下旬から(原則として避難指示解除まで)
まとめ/宮里かおり ・小林ひろみ
※この記事は、2000~2004年頃の「rescuenow.net」に掲載されたものを再掲載したものであり、筆者の所属や登場する団体名等は、このコラムの執筆当時のものです













