新型インフルエンザ対策:危機管理対策に求められる要件
2008年11月25日 rescuenow2
新型インフルエンザの危機管理に求められる重要な要素は以下の3点です。
まず、「初動」の重要性ですが、世界のどこかでヒト-ヒト感染の封じ込めが失敗した段階で、危機管理対策発動を検討する必要性があります。経済のグローバル化、交通機関の発達、そして首都圏における人口密集を考慮すると、数日間で日本中に感染が拡大するリスクがあります。正確な情報収集と、迅速な決断が求められます。
次に「外出自粛」ですが、ヒトとヒトとの接触によって感染は拡大するので、その接触を極力無くすための措置として最も有効な手段です。特に都市部では、満員電車通勤における感染リスクは高いと思われます。従業員の在宅勤務や、コアな業務を除いて事業を一時的に縮退することも考えなくてはなりません。
国立感染症研究所の大日康史主任研究官のシミュレーションによると、感染拡大防止策を講じ、電車の利用など外出者が普段の6割程度にまで減った場合、感染者をおよそ15分の1に抑えられるとのことです。
最後に「感染防止」ですが、マスク等の外出時の装備と、帰宅時の手洗いや消毒等が有効とされています。きちんと理解して徹底することにより、感染リスクを低減することができます。
しかし、震災等の他の災害と異なり、1人の従業員の無理解な行動が企業にとって大きなリスクとなることを企業は認識しなくてはなりません。他のリスク以上に教育に注力する必要があります。また、従業員が感染するリスクは家庭にもあります。従業員の家族にまで教育の範囲を広げることも考える必要があります。
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