新型インフルエンザとは?
2008年11月20日 rescuenow2
新型インフルエンザウイルスとは、もともとは鳥類のインフルエンザウイルスが人に感染して人の体内で増えることができるように変化し、さらに進化して人から人へと効率よく感染できるようになったものです。この新しく出現して人に適合したウイルスが起こす疾患を、新型インフルエンザと呼びます。
新型インフルエンザウイルスはいつ出現するのか、誰にも予測することはできません。人間界にとっては未知のウイルスで、ほとんどの人は免疫を持っていないため、容易に人から人へ感染して広がり、急速な世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性があると言われています。
過去のパンデミックの例としてスペインインフルエンザ(1918年~1919年)があげられます。当時の世界人口の25~30%が罹患し、約4000万人が死亡したと推計されています。日本でも約2300万人が感染し(罹患率40%以上)、少なく見積もっても39万人が死亡したと当時の内務省の記録に残っています。
このように、新型インフルエンザの大流行が起こると多くの人が感染し、医療機関は患者であふれかえり、最悪のケースにおいては国民生活や社会機能の維持に必要な人材の確保が困難になるなど、様々な問題が起こることが想定されています。これは医療体制だけの問題ではなく、経済問題、国家の安全保障の問題に及ぶ可能性もあります。
そのためWHO(世界保健機関)では、平成11年(1999年)インフルエンザパンデミック計画を策定し、平成17年(2005年)には、世界インフルエンザ事前対策計画を改訂し、各国の対応を要請しました。
我が国においても、内閣官房を中心に関係省庁からなる「新型インフルエンザ及び鳥インフルエンザに関する関係省庁対策会議」が設置され、平成17年12月に「新型インフルエンザ対策行動計画」が取りまとめられました。
また、新型インフルエンザ対策専門家会議において、2007年(平成19年)3月には「新型インフルエンザ対策ガイドライン(フェーズ4以降)」が取りまとめられました。
*厚生労働省のページを参考に作成しました。


