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【新型インフルエンザ(2009年H1N1型)】各国の感染対応状況(05/12 10:00現在)

2009年5月12日 rescuenow

メキシコで発生した新型インフルエンザ(2009年H1N1型)流行は、これまでに世界の32カ国・地域で感染、メキシコ・アメリカ・カナダ・コスタリカで死者が出るなど、引き続き世界的な拡大が懸念される状況にある。WHOは新型インフルエンザ発生警戒レベルを、4月27日に「フェーズ4」、29 日に「フェーズ5」へ引き上げている。各国別の被害状況は以下の通り。(※箇所を更新・追加)

≪米州≫ 11カ国
■メキシコ =感染者数更新、記事追加=
【死者】56人(WHO 48人)(※) *04/28時点では最大176人
【感染者】2059人(WHO 1626人)(※) *04/28時点では最大2498人、うち1070人は既に退院
<感染を確認した州>
 メキシコ市、メキシコ州、オアハカ州、トラスカラ州

・04/22、メキシコ保健省が、異常なインフルエンザの発生によって、今年に入り、全国で20人が死亡したと発表、国民に注意呼びかけるも、具体的対策は取らず。
・04/25、メキシコ政府は「非常事態宣言」を発令。豚インフルエンザに感染した患者の隔離や自宅の立入検査、公共のイベントの中止などの措置を実施へ。
・04/29、メキシコ政府は、連邦政府の業務を05/01~05/05まで休業すると発表。なお、保健関係や交通など国民生活に必要不可欠な業務については継続。民間企業にも金融やスーパー、マスコミ、ガソリンスタンド一部業種を除いて一時休業を呼び掛け。
・05/04、メキシコ市当局は、飲食店営業停止措置を、政府感染防止策の順守を条件に、一部を除き05/06からの再開を認めると発表。公共施設の閉鎖措置についても、05/07に解除すると発表。
・05/07、感染予防のため4月末から休校とされていた高校・大学が再開。
・05/08、コルドバ保健相は、約5000人の検体分析のうち、29.4%の感染を確認。女性が感染者の49.6%、死者の58%を占めていることを明らかにした。
・05/11、感染予防のため4月末から休校とされていた小中学校が再開。メキシコ市と8つの州では感染者が増えていることから、再開を18日に延期している模様。

■アメリカ(CDC発表) =感染者数更新=
【死者】3人(テキサス州の1歳11ケ月の幼児1人(04/29)と30代女性1人(05/05)、ワシントン州30歳代男性(05/09)が死亡)
【感染者】2600人(WHO 2254人)(※)
<感染を確認した州>44州

・04/26、アメリカ政府は「公衆衛生に関する緊急事態」を宣言。
・04/28、カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事が、非常事態を宣言。
・04/29、テキサス州で1歳11ケ月のメキシコ人幼児が死亡。メキシコ以外で初の新型インフルエンザ感染による死者。
・05/05、テキサス州で30代女性1人が死亡。感染者は全米38州に拡大。
・05/07、感染者は全米41州に拡大。
・05/08、検査体制の整備に伴い、感染者が700人以上増加。イリノイ州で約400人、ウィスコンシン州で240人など、メキシコを越え全米で1600人以上の感染確認。
・05/09、感染者が2200人超に。7州で感染者数100人以上など、全米44州まで拡大。
・05/11、感染者が2600人に拡大。(※)

■カナダ =感染者数更新=
【死者】1人(04/28、西部アルバータ州で30歳代女性が死亡)
【感染者】286人(WHO 284人)(※)
<感染を確認した州>ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、オンタリオ州、ケベック州、ニューブランズウィック州、ノヴァスコシア州(WHO)

・04/26、保健当局は、6人の感染確認を発表。4人はノヴァスコシア州の私立高校生で、4月上旬にメキシコへの修学旅行に参加。
・05/03、カナダ食品検査局は、同国アルバータ州の養豚場で約200頭が新型インフルエンザに感染したと発表し、04/12にメキシコから帰国した養豚場従業員からの感染の可能性を指摘。
・05/05、アグルカック保健相は、04/30に西部アルバータ州エドモントンの病院に入院した少女が重症に陥り、集中治療室に入ったと公表。
・05/08、西部アルバータ州当局が、04/28に死亡した30歳代女性1人の感染確認を発表。女性はメキシコへの渡航歴がなく、2次感染の可能性。国内の感染者は242人に。

■ブラジル =感染者数更新=
【感染者】8人(※)
・05/07、テンポラン保健相は、最近メキシコへの渡航歴の3人(サンパウロ州2人、ミナスジェライス州、リオデジャネイロ州)と、アメリカから帰国した1人の計4人の新型インフルエンザ感染確認を発表。また、この他に15人の感染が疑われるため、検査中であることも明らかにした。
・05/09、保健当局は、感染確認が6人、感染疑いは30人になったことを公表。感染者のうち1人は2次感染の可能性。

■グアテマラ =変更なし=
【感染者】3人(WHO 1人)
・05/05、セレソ保健相は、メキシコ南部ベラクルス州から帰国した11歳少女の感染確認を発表。空港での検査で体調不良が発覚、容体は安定しているという。
・05/08、さらに2人の感染確認との報道。

■エルサルバドル =感染者数更新=
【感染者】4人(※)
・05/03、マサ保健・社会福祉相は、2人の感染確認を発表。2人は入院の必要はないという。

■パナマ =感染者数更新=
【感染者】15人(※)
・05/08、トゥルネル保健相は、米アーカンソー州から帰国した20歳男性と、学齢期の子供1人の感染確認を発表。容体は安定、自宅で治療中。

■コスタリカ =変更なし=
【死者】1人(05/09、53歳男性が死亡)
【感染者】8人
・05/02、アビラ保健相が、新型インフルエンザ感染者を確認したと明らかにした。メキシコ以外のラテンアメリカ地域で初めての感染例。
・05/09、アビラ保健相は、感染者である53歳男性の死亡を発表。メキシコ以外の中南米諸国での死者は初めて。男性は最近外国に渡航したことがなく、感染経緯は不明。糖尿病や慢性肺炎を患っていたという。

■コロンビア =感染者数更新=
【感染者】3人(※)
・05/03、保健当局は、メキシコから帰国した42歳男性の感染確認を発表。南米での感染確認は初めて。

■アルゼンチン =変更なし=
【感染者】1人
・05/07、保健省が、04/25にメキシコから帰国した男性の感染確認を発表。

■キューバ =新規追加=
【感染者】1人(※)
・05/11、キューバ報道によると、保健省当局者が、首都ハバナのメキシコ人学生1人の新型インフルエンザ感染を確認したことを明らかにした模様。キューバ国内での初めての感染例となる。(※)

≪欧州≫ 14カ国
■スペイン =変更なし=
【感染者】95人
・04/27、ヒメネス保健相は、メキシコからスペインへ戻った23歳男性の感染を発表。
・05/02、保健省は、感染確認者が15人になったと発表。カタルーニャ地方で治療中の1人はメキシコへの渡航歴がなく、2次感染の可能性。感染疑いは103人。
・05/05、保健省は、感染確認者が73人になったと発表、うち入院中の患者は2人で、残りは自宅療養中。いずれも軽症。感染者のうち5人はメキシコへの渡航歴がなく、2次感染の可能性。感染疑いは56人。

■イギリス =WHO感染者数更新=
【感染者】55人(WHO 47人)(※)
・04/27、スコットランド保健当局は、メキシコから帰国した旅行者2人がインフルエンザのような症状で入院、その後陽性反応確認と発表。症状は軽度の模様。
・04/29、ロンドンと中部バーミンガム、南部トーベイで新たに3人の感染を確認。
・05/01、スコットランドで確認された感染者1人は、最初に感染が確認された男性の友人で、2次感染者とみられる。

■フランス =感染者数更新=
【感染者】15人(※)
・04/28、保健省当局者は、04/25以降メキシコからフランスに帰国した107人のうち、新型インフルエンザに感染している可能性のある疑い例が20人になったと述べる。
・05/01、フランス政府は、メキシコから帰国した男女各1人の感染確認を発表。
・05/06、フランス保健省当局によると、新型インフルエンザに感染した患者が新たに3人が確認。確認例は計7人に。

■ドイツ =変更なし=
【感染者】11人
・04/29、保健当局が3人の感染確認を発表。
・05/01、ドイツ保健省は、バイエルン州での感染者の看護にあたっていた看護士1人が感染したと発表。同国初のヒト-ヒト感染が確認された。
・05/02、南部バイエルン州で新たに男性1人の感染を確認。メキシコへの渡航歴はなく、2次感染の可能性。

■イタリア =変更なし=
【感染者】9人
・05/02、保健当局は、04/24にメキシコから帰国した男性1人の感染確認を発表。体調が悪化して04/27にトスカーナ州の病院に入院、現在は回復に向かっている。
・05/08、感染確認は8人に。メキシコ、米国などに渡航歴のない70歳男性の感染確認、メキシコから帰国した11歳の孫が感染しており、2次感染の可能性。

■オランダ =変更なし=
【感染者】3人
・04/30、保健当局者は、3歳幼児の感染を確認。
・05/08、04/30にメキシコから帰国した53歳女性の感染を確認。

■ノルウェー =変更なし=
【感染者】2人
・05/09、保健当局は、メキシコに滞在していた20歳代学生男女各1人の感染確認。

■オーストリア =変更なし=
【感染者】1人
・04/29、保健省は、グアテマラからメキシコ経由で帰国した女性1人の感染確認を発表。

■スイス =変更なし=
【感染者】1人
・04/30、スイス保健省は、国内で初めての感染者確認を認めた。

■デンマーク =変更なし=
【感染者】1人
・05/01、保健当局者が1人の感染確認を発表。04/29にアメリカからデンマークに戻る機内で発症、症状はかなり改善している。年齢や性別などは未公表。

■アイルランド =変更なし=
【感染者】1人
・05/02、アイルランド保健・児童省は、同国東部でメキシコから帰国した男性1人の感染確認を発表。適切な治療を施し、快方に向かっているとしている。

■ポルトガル =変更なし=
【感染者】1人
・05/04、ジョルジェ保健相は、最近メキシコから帰国した女性の感染確認を発表。

■スウェーデン =変更なし=
【感染者】2人
・05/06、アメリカから帰国した50代女性の感染確認。

■ポーランド =変更なし=
【感染者】1人
・05/06、保健省は、アメリカから帰国した女性1人の感染確認を発表。

≪オセアニア≫ 2カ国
■ニュージーランド =変更なし=
【感染者】7人
・04/26、保健当局は、メキシコから帰国した14人(うち12人は高校生)の感染確認を発表

。感染疑い例は43人。
・05/04、保健当局は、推定患者のうち2人の感染が確認されたとし、全体の感染者数が6人になったと発表。現在、感染確認中の推定患者は11人になっている。
・05/06、保健当局は、新型インフルエンザ感染が確認されたのは5人と発表。
・05/09、保健省は、感染者が7人になったと発表。推定患者は12人に。

■オーストラリア =変更なし=
【感染者】1人
・05/09、ロクソン保健相は、ニューサウスウェールズ州の女性1人の感染確認を発表。4月下旬に米国で発病したが、05/07の帰国前に回復していたという。

≪中東≫ 1カ国
■イスラエル =変更なし=
【感染者】7人
・04/26、保健省は、メキシコから最近帰国した男性がインフルエンザの症状で入院し、豚インフルエンザに感染した疑いがあるとして検査中であることを明らかに。
・04/28、保健当局は、メキシコから帰国した男性1人の感染確認を発表。

≪アジア≫ 4カ国
■日本 =変更なし=
【感染者】4人

■韓国 =変更なし=
【感染者】3人
・04/28、政府関係者は、04/26にメキシコから帰国した女性1人について新型インフルエンザ感染の「推定患者」として自宅隔離に。その後病院で隔離へ。
・05/02、保健福祉家族省は、メキシコから帰国した女性1人感染確認を発表。
・05/05、保健福祉家族省は、メキシコから帰国した女性の同僚の女性についても感染確認を発表。2次感染の可能性。
・05/07、推定患者とされていた女性が新型インフルエンザに感染していたことが確認。

■香港 =記事追加=
【感染者】1人
・05/01、香港政府は、香港滞在中のメキシコ人旅行者の感染確認を発表。アジアでは初の感染者確認。香港政府は患者が滞在していたホテルを封鎖、日本人8人を含む宿泊客と従業員の計約300人について05/07まで外出禁止を実施。
・05/08、香港政府は、ホテルの封鎖を解除。
・05/11、香港政府衛生対策センターの曽浩輝総監は、新型インフルエンザに感染した日本人と同じ旅客機に搭乗した11人が香港入りし、6人に隔離措置、4人に観察措置を実施しているとした。残る1人とは連絡が取れていない模様。(※)

■中国 =新規追加=
【感染者】1人(※)
・05/11、四川省成都市でアメリカ留学から帰国した30歳の男性の感染を確認。中国国内では初めての感染例。(※)
・05/11、北京の日本大使館によると、感染した中国人男性が成田発北京着のノースウエスト29便に同乗した日本人25人のうち19人が、北京、西安、武漢で隔離され経過観察措置を受けている。同乗者のうち5人は日本に帰国済みで、残り4人は連絡が取れていない模様。(※)