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抗ウイルス剤 予防投与は耐性ウイルスの発生リスクに-WHO見解-

2009年9月29日 rescuenow

09/25、世界保健機関(WHO)は、タミフルなどの抗ウイルス剤について「予防目的での使用はWHOとして推奨しない」とする見解を発表した。これは、これまでに世界で28例確認されている耐性ウイルスの発生リスクを抑制するためのもので、WHOでは、周囲に感染者が出た際に症状がなくてもタミフルをのむ「予防投与」と、免疫に障害のある患者への投与という二つの場合において、耐性ウイルス発生のリスクが高まるとしている。

その上で、以下の状況の場合、耐性ウイルスが発生している可能性が高いとして、既にタミフルを予防服用した患者にはリレンザの服用を推奨している。
(1)免疫力が低下し、タミフルを投与されても体内のウイルス活動が収まらない
(2)他のインフルエンザ患者に接触した後、タミフルを服用しても症状が重くなる

一方、WHOは「症状が出た後の早期の処方は重症化のリスクを減らす」としており、新型インフルエンザ感染時には、抗ウイルス薬の早期投与が最も有効との見解は変わっていない。

国内でも、これまでの各種報道から予防的な服用の事例があったことは明らかであり、今後、抗ウイルス剤の処方方針について医療現場などに影響もありそうだ。