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重症化の鍵を発見か-オーストラリア-

2010年2月14日 rescuenow

オーストラリア・メルボルンの女性研修医が、新型インフルエンザの感染者のうち重症化している患者に、共通して体内の免疫グロブリン(抗体タンパク)の中の一分画であるIgG2の量が少ないということを発見。それについての論文が臨床免疫雑誌(journal Clinical Infectious Diseases)に発表された。

IgG2の量の低下は2割程度の人にみられるものと言われており、中耳炎や肺炎をくり返すなどの症状があるとされ、軽症の場合は無症状のことも多いという。

この研修医が、通常は行わない免疫グロブリン分画の検査を重症患者に行った際、IgG2の量が極端に低下していた事を発見し、他の重篤患者にも同じ検査を行ってみると、重症度が増すほどにIgG2の量が少なくなることが確認された。

これらの重症患者に、IgG2の低下に対する治療法である免疫グロブリン注射を行ったところ、全ての事例で急速に症状が改善されたという。

現在、研究チームでは、免疫グロブリン注射が新型インフルエンザ治療に結びつくのか、また、これが他のインフルエンザにも適用できるのかを検証している。なお、妊婦では一時的にIgG2が減少するという。