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秋に来る台風の注意点

■この記事の情報は、2020年10月27日現在の情報です。

こんにちは。
レスキューナウ ブログ担当です。

この記事は前回の記事「意外に多い、晩秋に来る台風」の続きです。
秋に来る台風の注意点をまとめました。

この記事の目次[非表示]

  1. 1.秋の台風は速い=強風の被害
  2. 2.秋雨前線があると大雨にも
  3. 3.日本から遠く離れた台風も影響が

秋の台風は速い=強風の被害

「秋の台風は速い」と言われています。台風自体の速度が速い分、風速も速くなり、その結果被害も大きくなります。

なぜこんな事が起こるのか、それは偏西風の影響です。
国内線の飛行機が、西へ行く便では遅く、東へ行く便では早いダイヤになりますが、これも偏西風の影響です。風に乗る東行きの便が早く到着する訳です。

この偏西風、夏の間は日本付近を太平洋高気圧が覆うので、押されて偏西風の軸が北上します。秋になると偏西風が南下します。

すると、飛行機と同じ理屈で、台風も偏西風に乗って速くなり、風も強まるのです。

秋雨前線があると大雨にも

すっきりした晴れをイメージする秋ですが、実は秋雨前線の影響で雨が多くなります。

秋雨前線は、夏の暖かな太平洋高気圧が南へ下がり、北から南へ来る冷たい高気圧の境目に出来る前線なのですが、ここに南から湿った空気を持った台風が来ると、活発な雨を降らせます。

日本から遠く離れた台風も影響が

10月の終わりになると、台風が発生する可能性があると言っても、ほとんどフィリピン付近から南シナ海付近に向かい、消滅します。

ブログ担当自身の経験ですが、以前そのようなタイミングで沖縄に居た際、台風は遠く離れたフィリピン付近を通過しているので影響はない、と思いきや、意外に海が荒れていて、最も南の八重山では船が欠航することもありました。

海況によっては、大型船でも台風を避けるために迂回したり、避難するため、遅れる場合もあります。フィリピンだけでなくマレーシア、タイ、ベトナムなど東南アジアや、中国南部、広州や深センがある広東省付近からの船便に影響が出る恐れもあります。


(参考文献)
台風による災害の例(気象庁)
台風の発生、接近、上陸、経路(気象庁)
~こんにちは!気象庁です!平成29年10月号~(気象庁)
気象ひとくちメモ 「秋雨 あきさめ 」について(熊本地方気象台)
中国沖、バルカー滞船 最大160隻。PCR検査・台風・通関混雑…(日本海事新聞)

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