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都道府県が設定する新型コロナの警戒レベル

こんにちは。
レスキューナウ ブログ担当です。

再び、新型コロナウイルスの感染が増加しています。
北海道では2020年11月に入ってから札幌市を中心に増加、その後東京都など複数の都府県で増加、という状況です。

この記事の目次[非表示]

  1. 1.感染状況の「警戒レベル」「警戒ステージ」とは
  2. 2.どのように判断されているのか?
  3. 3.北海道の「警戒ステージ」
  4. 4.東京都の「警戒レベル」
  5. 5.都道府県ごとに基準が異なる理由は?

感染状況の「警戒レベル」「警戒ステージ」とは

さて、新型コロナ感染増加に対して、都道府県発表やそれを受けた報道で、「警戒レベル」「ステージ」という言葉が使われています。
これは、各都道府県が定めているものですが、各都道府県で基準や段階が異なります。

今回は、北各都道府県の基準について、北海道と東京都を例にみてみます。

どのように判断されているのか?

北海道と東京都、いずれも、感染状況と医療提供の体制について、その時点での状況を踏まえた上で総合的に判断する、とされています。

感染状況は、新たに陽性と判断された患者数や、接触経路が不明な人の割合を、医療提供の体制は病床が逼迫している度合いです。チェックする点は重なる部分が多いのですが、その判断をどのように公表するかの違いが存在します。

北海道の「警戒ステージ」

北海道の警戒ステージは、感染状況と医療提供体制を総合的に見た上で、5段階の状況が設定されています。

現在、「警戒ステージ3」ですが、札幌市のみ「警戒ステージ4相当」とされ、事実上札幌市だけが引き上げられている状態です。

「警戒ステージ3」の対応としては、外出や往来の自粛ですが、「警戒ステージ4」はさらに「感染拡大防止対策を 講じていない施設の 使用制限等」「イベントの見直し」が行われます。

「警戒ステージの状況と対応の考え方」(北海道)
北海道「警戒ステージの状況と対応の考え方」(北海道庁サイトより引用 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/ssa/0904_keikaisetsumei.pdf)

東京都の「警戒レベル」

東京都の警戒レベルは、感染状況と医療提供体制に分かれており、それぞれに4段階が設定されています。

感染状況は4段階で最も高い「感染が拡大していると思われる」、医療提供体制4段階中3番目の「体制強化が必要であると思われる」です。

この警戒レベルでは、直接的に対応は定められていませんが、都は11月28日から12月17日まで、酒類を提供する飲食店などの営業時間を、夜22時までに短縮するよう要請しています。

「総括コメントについて」(東京都)
東京都「感染状況・医療提供体制の分析 総括コメント」(東京都庁サイトより引用 https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/monitoring.html)

都道府県ごとに基準が異なる理由は?

都道府県ごとに違いがある理由は、人口数やその分布、医療体制の違いによるものです。

また北海道では、警戒ステージの設定の考え方として「広域分散型の社会構造を有する本道の特殊性を考慮し」としています。ほとんどが市街地で、奥多摩や伊豆諸島を除けば都市圏として一体となっている東京都に対して、北海道は、道庁が所在する札幌だけでなく、函館、旭川、釧路など、都市圏が分かれています。地域の実情に合わせて、基準や警戒の段階設定、また段階ごとに対応が異なっているのです。


大阪府、埼玉県、神奈川県、愛知県、兵庫県については、続編をご覧ください。

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