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BCPが企業にもたらすメリットとは

BCP(Business Continuity Plan)は、企業にとって重要な役割を果たしています。BCPの策定と実行によって、企業は災害や不測の事態が発生した場合でも、ビジネスの継続を実現することができます。本記事では、BCPが企業に与える影響について考察していきます。

この記事の目次[非表示]

  1. 1.事業継続の確保
  2. 2.信頼性の向上
  3. 3.コスト削減の効果
  4. 4.社員の安心感の向上
  5. 5.リスクマネジメントの強化
  6. 6.最後に

事業継続の確保

BCPの最大の目的は、災害や不測の事態によるビジネスの停止をできるだけ抑えることです。BCPが策定されている企業は、できる限り被害を最小限に抑えることができます。また、BCPに基づいて災害対応を行うことで、被害を早期に復旧することができます。これによって、事業継続を確保することができるのです。


信頼性の向上

例えば、2001年9月11日にアメリカで発生した同時多発テロにおいて、メリルリンチは事前に対策を講じていたことで、翌日には自社の事業には影響がないとステークホルダーに公表し、高い評価を得た例があります。このように、BCPが策定されている企業は、顧客からの信頼性が高まります。災害や不測の事態が発生してもビジネスを継続することができるため、顧客へのサービス提供が確保されます。これによって、企業は顧客からの支持を得ることができ、ブランド価値を向上させることができます。


コスト削減の効果

BCPが策定されている企業は、災害への備えができるため、コスト削減につながります。2019年10月の台風19号による被害で、ソフトバンクが異例の早さで災害対策本部を設置し、早期復旧を実現したことによって、被害額を最小限に抑えたと報道されています。また、東日本大震災においても事前にBCPを策定していた企業は、多数の企業が被った損害と比較して、被害額が比較的少なく済んだとされています。BCP策定には一定のコストがかかりますが、実際に災害が発生したときの被害額を減らす効果があるため、コスト削減につながるのです。


社員の安心感の向上

BCPが策定されている企業は、社員の安心感も高まります。BCPに基づいた災害対応ができるため、社員は災害に対する不安感を抱くことが少なくなります。また、社員に対してBCPの教育や訓練を行うことで、災害に対する役割や責任を明確化することができます。


リスクマネジメントの強化

BCPが策定されている企業は、リスクマネジメントを強化することができます。BCPに基づいた災害対応ができるため、さまざまなリスクに対する対応策を確立することができます。また、BCP策定において、災害のリスク評価を行うことで、企業のリスクフレームを明確化することができます。


最後に

以上のように、BCPが企業に与える影響は大きいと言えます。BCP策定や実行は、企業にとって非常に重要な課題であるため、積極的に取り組んでいくことが求められます。企業がBCPを策定することで、事業継続の確保、信頼性の向上、コスト削減、社員の安心感の向上、リスクマネジメントの強化など、様々なメリットを享受することができます。

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