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災害時の暑さ・寒さ対策!酷暑・極寒の発災当日を乗り切る工夫

年々暑さ、寒さが厳しくなり、仕事中には暑さ・寒さ対策が欠かせないようになっています。もし厳しい暑さ・寒さを感じる時期に停電を伴うような災害が発生してしまったら、業務を続けることが難しいかもしれません。 この記事では、災害時の暑さ・寒さ対策について紹介します。

この記事の目次[非表示]

  1. 1.災害時には気温をコントロールできない
  2. 2.暑さ対策
    1. 2.1.体を冷やす
    2. 2.2.気温上昇を抑える(日光を遮る)
    3. 2.3.移動する
  3. 3.寒さ対策
    1. 3.1.暖を取る
    2. 3.2.冷気を防ぐ
  4. 4.換気
  5. 5.よくある質問:ビルの非常用発電機
  6. 6.まとめ


災害時には気温をコントロールできない

災害発生時、停電が発生することがよくあります。停電するとオフィスの空調が全て切れてしまい、それまで快適な状態に保たれていた室内の空調をコントロールできなくなり、屋外と同じような暑さ・寒さとなってしまいます。

※災害時に停電が発生する理由についてはこちらの記事もご参考ください。
企業がやるべき停電対策とは | 株式会社レスキューナウ (rescuenow.co.jp)

近年、耐え難いほどの猛暑が多いことは皆さん実感されていると思います。空調が切れた猛暑や極寒のオフィスで待機するとなると、健康上のリスクが心配になります。そのため、電気がいらない防災備蓄品や工夫によって暑さ・寒さ対策をする必要があると考えています。


暑さ対策

3つの暑さ対策を紹介します。

体を冷やす

例えばこのような方法で体を冷やすことができます。

  • ポータブル蓄電池と、蓄電池と繋げられる扇風機を用い、1ヶ所だけでも扇風機が使えるエリアを作り、皆さんが交代で涼めるようにする
  • 普段から保冷剤を冷凍庫に入れておく
  • 叩くと冷たくなるような保冷グッズを熱中症対策として保管しておく
  • うちわ、霧吹き、濡れタオルで熱を逃がす

防災備蓄品や身近にあるもので出来る限りの対策を取っていただけたらと思います。その際、水を使うものですとオフィス内の湿度が高くなることがありますので、換気などをしながら調整されるとよいと思います。

気温上昇を抑える(日光を遮る)

日中に空調が切れてしまった場合、室内の気温上昇を少しでも抑えるために出来る限り遮光しましょう。遮光フィルムが貼ってあるビルもありますが、追加でブラインドを下ろしたり、ブラインドがなければ布や新聞紙等を使って目張りをして、できるだけ日の光を入れずに過ごせると、多少なりとも室内の気温上昇を抑えられるかもしれません。

移動する

またオフィス内の待機がどうしても難しい場合、一時的に屋外へ避難することも検討してみてはいかがでしょうか。例えばビルの日陰や公園・街路樹の木陰などへ移動するですとか、公園の地面が土や芝生ということであれば、床やコンクリートよりも涼しく感じられるでしょう。このように敢えて外に涼を取りに行くという方法もあります。

その際、例えばオフィスが20階や30階など高層階に入居されている場合には、涼みに外へ出た後に階段でオフィスへ戻るのが大変になるという懸念もありますので、この辺りをどうするかという課題があることは念頭に入れておきましょう。また、他フロアや近隣ビルの方や帰宅困難者で混雑することも考えられますので、よく様子を見て涼みにいくよう注意しましょう。


寒さ対策


暑さとは反対の寒さ対策も重要です。冬の間はもちろん、日中暖かくても夜間には気温がグッと下がる際にも、寒さ対策がされていないと社内待機が厳しく帰宅しようとする人が出てしまうことが懸念されます。

暖を取る、冷気を防ぐ、の2つの視点から寒さ対策をしていただけたらと思います。

※3日間の社内待機が推奨される理由についてはこちらもご参照ください。

  【調査】防災備蓄は3日分を備えるべきか?根拠と事例紹介 防災備蓄は3日分を備えるべきと言われる理由をご存じですか? この記事では、防災備蓄を3日分を備えるべき理由と、企業における備蓄状況の実態調査・事例を紹介します。 株式会社レスキューナウ



暖を取る

様々な道具を使って暖を取る工夫を考えてみましょう。企業側が寒さ対策として備蓄品を用意するならば、圧縮毛布やフリース毛布など布製の毛布の備蓄を推奨します。

オフィスにあるダンボールや新聞紙といった資材も、肩にかけたり、少しくしゃくしゃにして服の中に入れたりすると、暖を取ることができます。

また、冬場でひざ掛けやカイロを持参されている方にはぜひ活用していただくといいと思います。

冷気を防ぐ

窓やドアから冷気が入ってきますので、ダンボールを立てかけたり、カーテンやブラインドを下げたり、窓やドアを二重にして冷気が入ってきにくいようにするとオフィス内の気温の低下を少しでも防ぐことができます。

床からも冷気が上がってきますので、ダンボール等を敷き詰めると断熱効果があります。


換気

平時のオフィスでは大抵、常時24時間換気の仕組みが動いていますが、災害時には換気装置も止まってしまうことが考えれらます。暑さ・寒さ対策として外気を遮断する一方で、全く換気していないと湿気や臭いが充満したり、感染症の原因となる可能性がありますので、多少の換気は必要です。

一定時間置きに窓や入口のドアを開けて風を通したり、防火扉を開けて換気するなど、工夫をしながら定期的な換気をすることを推奨します。換気が難しい場合は、一旦オフィスから出て外の空気を吸うことも有効だと思います。

※防火扉を換気のために利用する場合には防犯上・防火上の懸念もありますので十分注意してください。


よくある質問:ビルの非常用発電機

停電や暑さ・寒さ対策についてご相談を承る際に「入居ビルに非常用発電機があると聞いています」とお話しされるケースがあります。たしかに「非常用発電機」ではありますが、消防設備用の発電機であることが多いです。例えば非常ベル、火災報知機、屋内消火栓等々を稼働させるための最低限の電力しかありませんので、基本的にテナントが電力として使うことは期待できません。

※一部ビルでは、テナントが利用できる自家用発電設備を備えている場合もあります。入居ビルにお問い合わせください。

もし各テナントや自社で何か電気を使いたいという場合には、ポータブル蓄電池や発電機を自社で用意する、あるいは自家用発電機が使えるビルへの移転を検討するといった対応が必要になると思っております。


まとめ

災害時、健康上のリスクを損ねて体調不良者や二次被害を発生させないために、今後ますます暑さ・寒さ対策が必要になってくると考えています。防災力=想像力と言われますので、ぜひ災害時にオフィスがどのような環境となるか想像し、対策を講じてみてください。

レスキューナウでは、防災備蓄に関するお悩みなどのヒアリングから始まり、商品の選定、設置場所の確認、管理方法などのアドバイスを行いながら、お客様の実態やご要望に配慮した防災備蓄計画の最適化をご提案します。

ぜひお気軽にご相談ください。

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