
【令和8年8月千葉豪雨・1ヶ月】大都市の災害対応に役立つ、「鉄道運行情報」
こんにちは、レスキューナウです。
「令和8年8月千葉豪雨」から、1ヶ月が経ちました。被災された皆さまには、改めてお見舞い申し上げます。
千葉豪雨の影響を受けた千葉県をはじめとした大都市圏では、鉄道は社員の移動の基盤となっています。災害時に「社員を帰宅させるか、待機させるか、移動中の社員に戻るのをやめさせるか」の判断は、鉄道がどう動いているかを知っているかどうかでも変わってきます。
実はレスキューナウは、鉄道運行情報の収集・配信を行っています。Yahoo!をはじめ、メディアのWebサイトや会員向けコンテンツ、経路検索アプリなど幅広いサービスでこの情報が採用されており、国内の鉄道路線をほぼ網羅しています。
そこで、レスキューナウの配信データを活用し、千葉豪雨およびその10日後に発生した茨城県南部の地震もあわせ、鉄道運行情報がどんな場面で役立つのかを見て行きたいと思います。
▼ 「鉄道運行情報」も含めた災害時の情報の集め方を改めて確認してみませんか?
千葉豪雨発生時の鉄道運行情報
8月13日夕方、千葉県北西部で線状降水帯が発生しました。気象庁が発表した線状降水帯の情報は、17時58分の「北西部・南部」から19時28分には「北西部・北東部」へ、20時58分には「全域」へと拡大していきました。
鉄道への影響もこの動きに連動しています。16時台に成田線・京成各線が北西部でダイヤが乱れ始め、流鉄が河川増水で運転見合わせ、内房線が土砂災害で千葉〜木更津駅間の運転を見合わせました。17時台には直通運転の連鎖で都営浅草線・京急へと波及。18時30分以降は総武本線・成田線(銚子方面)と北東部への影響が広がり、京成本線では見合わせ区間が西側から東側へと移っていきました。
弊社の「レスキューWeb MAP」で当時の状況を表示したのが、以下の画像です。
2026年8月13日20時の雨雲と鉄道運行状況
各地で「運転見合わせ」を示すオレンジ色になっていることが分かる
「レスキューWeb MAP」のように複数の路線が同時に乱れている状況と荒天の状況一画面でまとめて見られる体制があれば、社員への周知を早いタイミングで出すことができます。
例えば、乱れがまだ軽微な段階では早帰りを促す選択肢が取れますが、ひどくなってきた段階では待機の判断になります。移動中の社員がいれば、事業所に戻るのをやめるよう連絡する必要も出てくるかもしれません。長期化が見込まれるなら、備蓄を出す準備を始めるという判断もあります。
気象情報と鉄道運行情報を同じ画面で見比べることで、こうした指示の種類を選びながら、少しでも早く判断を出すことができます。早帰りであれ待機であれ、少しでも早い判断と社員への指示で、帰宅困難者の発生防止につなげることもできます。
深夜の地震は始発と共に広域に運行乱れの影響が及んだ
8月23日午前2時00分、茨城県南部を震源とするM5.9の地震が発生。東京足立区で震度5弱、東京23区の広い範囲でも震度4を観測しました。
豪雨が複数の路線に段階的に広がっていく型だとすれば、地震は違います。始発の時間帯に合わせて、安全確認のための運転見合わせやダイヤ乱れの情報が首都圏の各路線から一斉に発信されました。湘南新宿ライン・京浜東北線・宇都宮線・高崎線・常磐線といったJR各線をはじめ、東京メトロ・都営・京王・東急と私鉄各線にもダイヤ乱れが広がり、首都圏だけで92件の新規の鉄道運行情報を配信しています。

2026年8月23日06時の東京周辺の鉄道運行状況
オレンジ色のエリアは震度5弱を観測した自治体で、通過する路線では運転見合わせ(オレンジ線)が目立つ。それ以外の路線もダイヤ乱れ(黄色線)が多い。
この日は日曜日だったため、企業活動への直接的な影響は限定的でした。ただ、同じことが平日の朝に起きたときのことを考えると、相当の混乱が予想されます。
どの路線がどの程度止まっているかをいち早く把握できているほど、社員への連絡を先手で打ちやすくなります。また地震による影響は長引くこともあり、状況が変化し続ける局面でも鉄道運行情報を継続的に追える体制と機動的に社員への指示を行うことで業務への影響を抑えることができます。
自社の運用に合わせた、鉄道運行情報の集め方・使い方のご紹介
大都市部における災害時の社員対応は、気象情報と鉄道運行情報を同じ画面で見比べながら持つことで、判断の選択肢が広がり、周知のタイミングを早めることができます。
例えばレスキューナウの提供する「imatome」では、鉄道運行情報を気象・安否情報と同じ画面で確認できるほか、「レスキューWeb」では鉄道運行情報や気象情報を欲しい情報のみ選択し、メールで受信できます。また、道路の混雑・通行止め情報もほしい場合は「レスキューWeb MAP」を活用することで、JARTICやプローブ情報をも気象や鉄道の情報と重ねて道路の状況も見ることができます。
2026年8月13日19時過ぎの雨雲と道路の混雑・通行止めの状況
大雨が降っている各地で激しい渋滞や通行止め(黒色)が発生していることが分かる
大都市部の災害対応において、鉄道運行情報は有効な判断材料のひとつです。気象情報と並べて持つことで、社員への指示をより早く、より適切に出すことができます。レスキューナウでは、鉄道運行情報をはじめ、気象・避難情報などを一目で確認できる各ツールをご提供しています。今回の事例が、自社の情報収集体制を見直すきっかけになれば幸いです。
▼ 鉄道運行情報や気象・避難情報のメール通知を受け取りたいという方に
▼ 鉄道運行情報や気象・避難情報を重ねて見たいという方に
▼ 鉄道運行情報と安否・拠点の情報を同じ画面で見たいという方に
▼ 鉄道運行情報を自社システムやサイネージ・アプリに活用したいという方に












